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米国株見通し:欧州の落ち着き受けて自律反発期待も


S&P500先物 2271.75(-4.25) (20:10現在)
ナスダック100先物 5113.25(-11.25) (20:10現在)

20:10時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。また、NYダウは30ドル安程度で推移。欧州は小幅ではあるが全般買い優勢の展開。30日の米株式市場は下落。トランプ大統領が、難民受け入れの停止や中東及びアフリカの7カ国からの入国を一時制限する大統領令に署名したことが混乱を招き、欧州株が全面安。複数の主要企業が同大統領令に反発しているほか、全米で抗議デモも拡大しており、投資家心理の悪化から売りが広がった。NYダウが120ドル超の下落で節目の2万ドルを下回っている。

欧州は小幅ながらもプラス圏で推移していることもあり、米国市場でも前日の過剰な反応に対する自律反発が意識されそうだ。とはいえ、大統領令連発による政治的混乱が沈静化するとも考えづらく、上値の重しになりやすい。

経済指標では、雇用コスト指数(10-12月)、S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数(11月)、シカゴ購買部協会景気指数(1月)、消費者信頼感指数(1月)が予定されている。また、連邦公開市場委員会(FOMC)初日となり、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい面もありそうだ。その他、決算ではファイザー、スプリント、エクソンモービル、マスターカード、アップル、アフラック、アルコニック等が予定されている。



<KK>

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