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後場に注目すべき3つのポイント~ややディフェンシブ系に資金がシフト



6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ややディフェンシブ系に資金がシフト
・ドル・円は115円73銭付近、ドル・円は下げ渋り、戻りを試す展開
・デンソー、荏原など5社の目標株価変更



■ややディフェンシブ系に資金がシフト

日経平均は続落。78.51円安の19442.18円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。5日の米国市場では、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から利益確定の売りが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19425円、円相場は1ドル115円40銭台と円高に振れて推移するなか、利益確定の売りが先行した。ただ、下を売り込む流れにはならず、寄付き直後につけた19354.44円を底に、その後は19400円台半ばでの推移をみせている。

セクターではサービス、食料品、陸運、水産農林、建設がしっかり。半面、鉄鋼、保険、鉱業、輸送用機器、非鉄金属、証券、銀行が冴えない。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型株指数の弱さが目立つ。

日経平均は売り一巡後は底堅さが意識されており、5日線が支持線として機能している。先高期待は根強いものの、トランプ次期米大統領によるトヨタ自<7203>のメキシコ計画への批判など、トランプ政権へのマイナス面を警戒する動きもみられている。そのため、トランプ物色で先行していた銘柄へは一先ず利益確定の売りが出やすい面もあり、リバランスの流れから、ややディフェンシブ系に資金がシフトしやすい。

とはいえ、物色意欲が強いこともあり、米ラスベガスで5日(米国時間)から世界最大の家電見本市「CES 2017」の開幕を受けて、AIやIoTなどのテーマ株物色への関心が高まりそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■ドル・円は115円73銭付近、ドル・円は下げ渋り、戻りを試す展開


6日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。日本株の下げ幅縮小で戻りを試す展開となった。ドル・円は、前日海外市場でのドル売り地合いの流れを受け継ぎ、朝方に115円07銭まで売られた。その後、日経平均株価の下げ幅縮小を受け、リスク回避的なドル売り・円買いが一服したようだ。

足元のドル高を調整する動きは継続しており、ドルには下方圧力がかかりやすい。ランチタイムの日経平均先物は引き続き弱含んでおり、株価反転を期待したドル買いは入りにくい状況だ。ただ、日本株が目先切り返す展開となれば、再び116円台は回復するだろう。

ここまでのドル・円の取引レンジは115円07銭から116円13銭、ユーロ・円は122円13銭から122円83銭、ユーロ・ドルは1.0576ドルから1.0613ドルで推移した。

12時21分時点のドル・円は115円73銭、ユーロ・円は122円55銭、ポンド・円は143円39銭、豪ドル・円は84円94銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄


・デンソー<6902>、荏原<6361>など5社の目標株価変更

・サイジニア<6031>、アルチザ<6778>、アイレックス<6944>など8社がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、1銘柄で日経平均を約91円押し下げ

・麻生財務相
「日韓通貨スワップ協議は信頼関係を作ったうえでやらないと安定しない」



☆後場の注目スケジュール☆


<国内>
・特になし


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・特になし



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