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明日も方向感に欠ける相場展開になりそう【クロージング】


26日の日経平均は小幅に3日続落。31.03円安の19396.64円(出来高概算14億4000万株)で取引を終えた。参加者が限られるなか、円相場が1ドル117円前半と円高に振れて推移していることもあって、小幅に続落で始まった。しかし、下を売り込む流れにはならず、その後は19400円を挟んでの推移に。前引けのTOPIXは4.46pt安となるなか、後場は日銀のETF買入が需給面に対する思惑から上昇に転じる場面もみられた。しかし、26日の海外市場の多くがクリスマスの振替で休場となるなど方向感に欠けるなか、大引け間際に再び下げに転じている。

セクターではその他製品、精密機器、医薬品、食料品、サービス、水産農林が上昇。半面、輸送用機器が下落率トップ。石油石炭、鉱業、鉄鋼、ガラス土石、銀行、非鉄金属、卸売が冴えない。東証1部の値下がり数は1000を超えており、過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれ下げているが、大型株指数の弱さが目立った。

日経平均は狭いレンジでのこう着となっているが、参加者が限られるなかで想定内である。26日の欧米市場はクリスマスの振替休日で休場となるため、明日も方向感に欠ける相場展開になりそうである。物色は自動車、銀行が弱く、低迷していたセクターや銘柄等が買い戻されるなど、リバランスの流れが見られている。持続性を見極める必要があるが、トランプ物色を意識したスタンスとなれば、銀行の押し目拾いが意識される。その他、出遅れ感のある中小型での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすいだろう。



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