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NY株式:ダウは59ドル高、金利上昇で金融セクターに買いが広がる


15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は59.71ドル高の19852.24、ナスダックは20.18ポイント高の5456.85で取引を終了した。ニューヨーク及びフィラデルフィア連銀がそれぞれ発表した12月の製造業景気指数が予想を上振れたほか、12月NAHB住宅市場指数が堅調な内容となり、買いが先行。昨日のFOMCによる発表を受けて長期金利が上昇したことで金融株が選好され、終日堅調推移となった。一方で、為替相場でドル高が進行したほか、来年の金利引き上げ見通しが上方修正されたことへの警戒感もあり、上値は限られた。セクター別では、半導体・半導体製造装置や銀行が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや不動産が下落した。

食品会社のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は食品のクラフト・ハインツ(KHC)による買収観測が報じられ、上昇。製薬大手のイーライ・リリー(LLY)は17年度の業績見通しが予想を上回り、堅調推移。カード決済ネットワークのビザ(V)やマスターカード(MA)、消費者金融のキャピタル・ワン(COF)はバンクオブアメリカ・メリルリンチによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、検索サイトのヤフー(YHOO)は、ハッキングによる顧客情報の流出問題を受けて、通信大手のベライゾン(VZ)がネット事業買収の合意破棄を検討していることが報じられ、下落した。

ソフトウェアのオラクル(ORCL)はマーケット終了後に9-11月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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