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後場に注目すべき3つのポイント~FOMCの通過後のトランプ相場を意識しておきたい



14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・FOMCの通過後のトランプ相場を意識しておきたい
・ドル・円は115円19銭付近、ドル・円はもみあい、下値は堅い
・オリンパス、富士通など13社の目標株価変更


■FOMCの通過後のトランプ相場を意識しておきたい


日経平均は小幅に下落。15.06円安の19235.46円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。欧米市場の上昇の流れを受けて買い先行で始まり、寄付き直後には19284.28円と週初につけた高値を更新。しかし、その後は売り買いが交錯するなか、前場半ばにかけて次第に利益確定の流れが強まっている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは石油石炭、非鉄金属、卸売、医薬品、その他製品、その他金融、海運が下落。一方で、ゴム製品、電力ガス、精密機器、鉱業、電気機器、情報通信がしっかり。

米FOMCを控えていることもあるが、日経平均は節目の19000円を回復していることもあり、様子見ムードが強まりやすいところであろう。ただし、あくまでも利益確定の流れであり、調整を意識させる格好での売り圧力は強まっていない。日銀短観では、大企業・製造業が想定する為替レートは1ドル104円90銭と、足元の相場よりも10円程度円高の水準だった。足元の円安が続けば業績の上振れ要因となるとの見方もあり、押し目買い意欲は強い。

また、米FOMCでは1年ぶりの利上げは織り込まれている。FRBが長期的な経済見通しを書き換えることはないとの見方もあり、2017年の利上げが早まるとの見方が後退し、ドル高・円安の流れが一服する可能性はある。そうなると、利食いの流れに向かいやすくなる一方で、FOMCが通過することから、トランプ物色が一段と強まる可能性はある。物色対象には変化がみられようが、FOMCの通過後のトランプ相場による一段高を意識しておきたい。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■ドル・円は115円19銭付近、ドル・円はもみあい、下値は堅い


4日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあい。米利上げが織り込まれ、下値の堅い展開となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)は14日(日本時間15日)、1年ぶりの利上げに踏み切る公算で、市場は2017年の利上げペースに注目している。FRBの政策決定を控え動きづらいなか、アジア市場では下値の堅い値動きとなり、ドルは115円台を維持した。

日経平均株価は前日終値付近で不安定な値動きが続いた。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の株高期待からドル買いが入りやすい。ただ、今晩の連邦公開市場委員会(FOMC)終了までは動きづらく、ドル・円は目先も115円台でもみあいが予想される。

ここまでのドル・円の取引レンジは115円00銭から115円33銭、ユーロ・円は122円31銭から122円59銭、ユーロ・ドルは1.0621ドルから1.0641ドルで推移した。

12時20分時点のドル・円は115円19銭、ユーロ・円は122円50銭、ポンド・円は145円77銭、豪ドル・円は86円23銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄


・オリンパス<7733>、富士通<6702>など13社の目標株価変更

・アストマックス<7162>、トレイダーズ<8704>、伏木運<9361>がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます



☆後場の注目スケジュール☆


<国内>
・13:30 10月鉱工業生産確報(速報:前月比+0.1%)


<海外>
・特になし




<WA>

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