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NYの視点:ECBの利下げ論拠一段と強まる


欧州経済が苦境に立たされています。ユーロ圏の4月ZEW景気期待指数は急落し、特にドイツの期待指数も大幅に低下しました。これがECBに利下げを促す可能性を高めています。さらに、ドイツの経済成長予測が下方修正され、貿易に依存する同国の経済が継続的なマイナス成長に陥る懸念があります。欧米間の関税問題が進展しない中、トランプ政権のEUに対する関税維持の姿勢は、欧州の経済成長を長期的に抑制するリスクがあります。

*07:38JST NYの視点:ECBの利下げ論拠一段と強まる ユーロ圏の4月ZEW景気期待指数は3月の39.8からマイナス18.5に急速に落ち込み22年12月来で最低となった。欧州で最大経済のドイツの4月ZEW期待指数もマイナス14と、3月51.6から大幅悪化。23年7月来で最低となった。ドイツの防衛費拡大が成長を押し上げるとの期待も欧米貿易戦争の悪化懸念が相殺した。

ドイツIFO研究所はドイツの2025年の経済成長見通しを0.1%に下方修正し、一段の下方修正も警告した。万が一マイナス成長に落ち込んだ場合、輸出依存の同国経済が3年連続でのマイナス成長を記録することになる。

米国のみならず、欧州でも関税を巡る不透明性が経済に影響している証拠となった。欧州中央銀行(ECB)は今週開催の理事会で利下げの論拠が強まりつつある。

加えて、欧米の関税協議が難航し、進展が見られずトランプ政権は欧州連合(EU)に対する関税を維持する可能性を示唆していることも、成長を長期にわたり抑制するリスクとなり、ユーロの上値を抑制すると見る。

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