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NYの視点:日本銀行氷見野副総裁は1月の金融政策決定会合前に懇談会で講演へ


日本銀行は氷見野副総裁が2022年1月の金融政策決定会合前に神奈川県で懇談会を開き、講演を行う予定だと発表した。この措置は、懇談会で政策委員が会合前に意見交換を行うのは異例であることから、市場では12月の利上げの可能性が低下し、1月の利上げ期待が高まっている。日銀は情報発信の重要性を強調し、インフレーションや金利についての考えを市場と共有する方策を強化する意図を示している。また、懇談会の実施時期についても、今後は安定的に公表していく方針である旨を明らかにした。

*07:38JST NYの視点:日本銀行氷見野副総裁は1月の金融政策決定会合前に懇談会で講演へ 日本銀行は12月9日、来年1月の金融政策決定会合前に氷見野副総裁が懇談会で講演する予定を発表した。1月の決定会合前に政策委員が懇談会を開くのは異例とされている。日銀の発表を受けて12月利上げの可能性は大幅に低下し、1月利上げ観測が広がっている。


日銀によると氷見野副総裁は1月14日に神奈川県金融経済懇談会に出席し、その後記者会見を行う予定。関係者によると、日銀が年明け最初の決定会合を前に懇談会を開くのは、2013年に黒田氏が総裁に就任して以降では初めてとなるようだ。氷見野副総裁は日銀の政策運営に関する考え方を市場に伝えるようで、政策金利の変更についてある程度の具体性を帯びたメッセージを発出する可能性がある。


米ブルームバーグニュースによると、日銀広報課は12月10日、金融政策運営において情報発信は非常に重要な手段であり、日銀は常により有効な情報発信に努めているところだ」と説明している。その一環として、政策委員の金融懇談会について、「今後は、従来以上に時期を平準化して実施し、実施時期についても、可能な範囲で早い段階で公表する」と伝えている。


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