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NYの視点:米国経済を楽観、11月中小企業楽観指数も21年6月来で最高、来年の利下げの行方はより不透明に


米国では労働生産性が昨年10-12月期以来最大の伸びを見せ、単位労働コストが大幅に下方修正されました。この結果、中小企業楽観指数は2021年6月以来の高水準である101.7を記録し、中小企業の楽観的な経済見通しが強まりました。トランプ次期政権の政策期待も影響を与えており、今後の雇用や設備投資の加速が予想されます。一方、12月の利下げは市場で86%織り込まれていますが、来年の利下げに関しては不透明感が増しています。

*07:40JST NYの視点:米国経済を楽観、11月中小企業楽観指数も21年6月来で最高、来年の利下げの行方はより不透明に 米労働省が発表した7-9月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+2.2%と、予想通り速報値から修正なく伸びは昨年10-12月期来で最大となった。同期単位労働コスト改定値は前期比年率+0.8%と、速報値+1.9%から予想以上に下方修正された。前期4-6月期のマイナス1.1%からはプラスに改善した。賃金インフレも抑制される中、生産性は伸びており、米国経済に楽観的な見方が広がった。

全米独立企業連盟(NFIB)が発表した11月中小企業楽観指数は101.7と、10月93.7から予想以上に上昇し、パンデミックの収束が見えて大きく改善した21年6月来で最高となった。経済政策の主要な転換、特に減税、規制緩和が成長を支援すると、トランプ次期政権への期待が指数を押し上げた。米国経済をけん引する中小企業が楽観的見解を強めたことで、来年から躊躇していた新規従業員の雇用や設備投資が注意深く加速する可能性がある。中小企業主の今後3カ月のうちに新規雇用計画があるとの回答は18%で10月15%から上昇。ほぼ1年ぶりの高水準となった。

売り上げ増予想は14%と、10月の-4%から大きくプラスに好転。今後6か月の資本支出を見込んでいる企業主は28%と、10月22%から上昇した。トランプ次期政権の政策には依然不透明であるものの、中小企業のビジネスが2025年の雇用や成長を支えていく可能性がでてきた。

アトランタ連銀の10-12月期国内総生産(GDP)予想は3.334%成長と、強い。

市場は12月12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは86%織り込んだ。しかし、来年の利下げの行方はより不透明となった。

■米11月全米独立企業連盟(NFIB)中小企業楽観指数:101.7(10月93.7)
今後3カ月のうちに新規雇用計画:18%(10月15%)
売り上げ増を予想:14%(-4%)
今後6か月の資本支出:28%(22%)
収益予想:-26%(-33%)

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