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NYの視点:米11月ベージュブック、9月報告に比べて経済強まる、利下げペース鈍化も


米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した11月のベージュブックによると、米経済は前回9月の報告に比べて若干の改善が見られました。多くの地域で経済活動が拡大し、ほぼすべての地区で緩やかな成長が期待されています。ただし、一部の地区では成長が横ばいまたは減速しました。雇用は横ばいから若干の拡大を示し、賃金の伸びは緩やかに減速しました。物価の上昇は控えめで、企業はコストを価格に反映するのが難しい状況にあります。消費は安定していますが、消費者の価格に対する感度は高まっています。この報告を受けて、12月のFOMCでは追加の利下げが行われる可能性が高まる一方、利下げペースが鈍化する可能性も示唆されています。パウエル議長も、経済の強さとリスクの低下を背景に、利下げペースの鈍化が可能との考えを述べました。

*08:09JST NYの視点:米11月ベージュブック、9月報告に比べて経済強まる、利下げペース鈍化も 米連邦準備制度理事会(FRB)が米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表した。カンザスシティ連銀が11月22日までの各地区の情報をもとに作成した。この結果はFRBが12月連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決定するうえで参考材料のひとつとなる。経済、雇用などで注意深く楽観的な見解が示されたため12月FOMCで0.25%の追加利下げ後、利下げペース鈍化の思惑が強まった。

ほとんどの地域で経済活動が若干拡大した。12地区のうち、3地区が緩やか、または緩慢な成長を報告した一方で、2地区で横ばい、または、若干減速が報告され、相殺した形。前回報告の「ほぼ変わりなし」から改善が見られた。さらに、ほとんどの地区で成長の緩やかな拡大期待が広がった。雇用では横ばいか若干伸び拡大が報告された。

インフレ関連では、賃金の伸びが緩やかなペースに減速。物価の伸びは緩やかな上昇、企業がコストを販売価格に反映させることが非常に困難になっていると指摘しており、引き続き物価抑制の兆候が示唆された。消費も安定。ただ、消費者は価格に一段と敏感となっていることが報告された。

パウエル議長は4日のインタビユーで経済が強く、利下げを実施した9月に比べ経済が強く、下方リスクも後退しており、利下げペース鈍化も可能との考えを示した。

■米地区連銀経済報告(ベージュブック)(11月22日)
経済活動:若干拡大
経済見通し:ほとんどの地区で成長の緩やかな拡大期待
雇用:横ばい、若干伸びが拡大
賃金:伸びは緩やかなペースに減速
物価:伸びは緩やかな上昇。企業はコストを顧客に
消費:安定、消費者は価格に一段と敏感
製造業:まちまち
商業不動産:安定

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