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NYの視点:ボウマンFRB理事、利下げ継続に懐疑的


連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、インフレの進展が停滞している中で、引き続きインフレのリスクを心配していると述べました。ボウマン理事は、FRBの政策が最大雇用よりも物価安定を優先すべきだと主張し、現在の政策水準が中立に近い可能性があるため、利下げを続ける必要性に疑問を投げかけています。また、クック理事も将来のデータに基づいて利下げの度合いを調整する可能性を示唆し、労働市場は堅調で段階的な減速にとどまると予測しています。ボウマン理事は、9月の会合での大幅利下げに反対し、小幅利下げが適切と主張。12月のFOMCでの利下げの可能性は50%と見られ、今後の経済指標が政策決定の鍵を握ります。

*08:14JST NYの視点:ボウマンFRB理事、利下げ継続に懐疑的 連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事はインフレの進展が停滞しており、引き続きインフレを懸念していると表明した。FRBの11月連邦公開市場委員会(FOMC)での声明やパウエル議長は会見で、FRBの任務達成リスクが概ね均衡したとすると同時に、インフレよりも労働市場の減速に懸念を表明した。

これに対し、ボウマン理事はFRBの最大雇用とインフレ安定達成任務において、物価安定達成リスクが、最大雇用達成リスクを大幅に上回ると指摘。さらに、FRBは現在政策当局が考えているよりも、中立水準に近い可能性があると、利下げを続ける必要性に懐疑的見方を示した。クック理事も利下げの度合いや時期は今後のデータ次第としたが、雇用の下方リスクが「最近いくらか弱まった」と指摘。労働市場は引き続き堅調で、段階的な減速にとどまる見通しで、もし、インフレ進展が減速し、雇用が堅調だった場合、利下げ見送る可能性もあると述べた。

ボウマン理事はFRBが大幅利下げを決定した9月会合で小幅利下げが適切と委員会の決定に反対票を投じた。FRB理事で委員会の決定に反対票を投じたのは2005年来で初めてとなった。他のFRBメンバーは金利をさらに引き下げる必要性を指摘しているに対し、同理事はインフレリスクを引き続き懸念し注意深いアプローチの必要性を主張した。現状で12月FOMCでの利下げ確率は依然50%。次回会合までには雇用統計や消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)など重要指標が発表予定で、政策の鍵を握る。


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