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ドル安を背景にNY金は堅調に推移 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『ドル安を背景にNY金は堅調に推移』と述べています。

続けて、『インフレ高進に対処するため米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを加速させ、ドル高基調を強めてきたが、インフレに鈍化の兆しが出てきたことで利上げペースを緩め、かつターミナルレート(利上げの最終地点)も5.1%と見えてきた』と伝えています。

一方、『欧州中央銀行(ECB)は年率10%を超えるインフレを背景に今後も1会合あたり0.5%の利上げを続ける方針を示した。利上げを継続するECBと利上げ停止期待が高まりやすいFRBとの差が今後明確になりそうで、ユーロ高・ドル安傾向が強まりそうだ』と言及しています。

そして、『ユーロドルは200日移動平均線を上回って上昇基調に転じている。ドル円は日銀会合の結果を受けて急落し200日移動平均線を割り込んだ。ドルインデックスも年初のピークから7%強下落し、ドル一強状態が終わりつつある。ドルの下落はドル建て金の割安感を招き、金相場を押し上げている』と分析しています。

また、『金利上昇の環境下では個人の金投資は今一つ盛り上がっていない。しかし、金ETFは、20日時点で913.88トンと12月5日の903.46トンから増加しており、減少傾向が終わりつつあるようだ。NY金先物市場もファンドの買い越しが12万5649枚と増加しつつある』と解説しています。

こうしたことから、陳さんは、『目先は、23日に発表される11月米個人消費支出(PCE)でインフレの鈍化が確認されるかどうかだろう』とし、『鈍化となればドル売りが強まり、NY金は節目の1850ドルを目指す可能性があろう』と考察しています。

また、『JPX金は、思わぬ円高で下落したが、NY金が上昇しているためレンジ相場で推移しそうだ。予想レンジは7500~8000円』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月21日付「ドル安を背景にNY金は堅調に推移」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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