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NYの視点:5月から2会合連続での50BP利上げ予想も、22年FOMCはタカ派


2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀総裁のブラード総裁は21日のインタビューで、FRBが利上げにおいて、積極的に動く必要があるとタカ派姿勢を再表明した。できるだけ速やかに政策を中立にする必要があると主張した。

他の22年FOMC投票メンバーも、メスター・クリーブランド連銀総裁やジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁といった超タカ派で構成されている。ウォラー理事も先週のCNBCとのインタビユーで、何回か50ベーシスポイントの利上げが必要と主張していた。ほとんどの、FRB高官はできるだけ速やかに政策を中立にすべきと訴えている。FRB高官は中立水準を2%−2.25%前後と見ているようだ。

パウエル議長も21日の全米企業エコノミスト協会年次会合での講演で、「迅速に」金利を引上げ、高インフレの定着を回避するために一段と積極的に利上げをすべきだとの考えを示した。議長のタカ派発言を受けて5月FOMCでの50BPの利上げが確実視されつつある。パウエル議長講演前は短期金融市場での5月FOMCでの50BPの利上げ確率は9%に過ぎなかったが、現状では70%近く織り込まれた。

議長発言を受けて、ゴールドマンサックスは見通しを修正し、5月連邦公開市場委員会(FOMC)に続き6月も50ベーシスポイントの利上げを予想していることを明らかにした。議長発言で、1月時点の「着実な利上げ」から「迅速な利上げ」に置き換えられたことが50ベーシスポイント利上げのシグナルと指摘している。その後、25ベーシスポイントの4回の利上げで、FFを年末までに2.25%−2.5%に引上げると見ている。23年は3回の25ベーシスポイントの利上げで、長期目標である3%−3.25%を目指すとの見解。

FOMCの引き締めペース加速の思惑が当面、ドルの堅調推移を後押しすると見られる。


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