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メキシコペソ円今週の予想(5月24日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、メキシコペソ円について、『メキシコペソ円は、もち合いで推移しそうだ』と述べています。

続けて、『先週前半のメキシコペソ円は、格付け会社フィッチが17日にメキシコの信用格付けを「BBBマイナス」、見通しを「安定的」で据え置いたことが好感されて上値抵抗線である5.5円を上抜いた』と伝えています。

そして、『フィッチの各付けは、メキシコの一貫したマクロ経済政策、安定的な資金調達状況、低水準の債務が理由。一方、比較的弱い統治と長期的な成長の低迷が圧迫要因と指摘した。国営石油会社ぺメックスが抱える巨額の債務も、格付けを脅かす要因とされた。2021年の成長見通しは5%に引き上げた。ただ、2021年第1四半期(1~3月)の失業率が4.4%だった。前期比では0.2ポイント改善したものの、前年同期比では1.0ポイント悪化したことが重石となったようだ』と分析しています。

また、『ロペスオブラドール大統領は18日、新型コロナウイルスワクチン接種対象者への投与を少なくとも1回は終える方針を示した。10月までに、皆に少なくとも1度の接種を実施する計画だ。十分なワクチンは確保できると強調し、冬を迎えるまでにすべてのメキシコ人が守られているというのが狙いと述べた』と解説しています。

メキシコ経済省は20日、2021年第1四半期の海外直接投資残高(速報値)が、第1四半期としては1999年以降最も多い118億6400万ドルとなったと発表しました。前年同期比14.8%増。

陳さんは、『先週末のメキシコペソは急落し、週の安値5.44円をつけたが、これはオブラドール大統領が、メキシコ中銀のディアスデレオン総裁を次の任期で再任しないことを発表したことが要因。オブラドール大統領は、新総裁には自分の意図を汲む人物を選ぶようで、市場は、中銀の独立性が蔑ろにされることを嫌気した』と述べています。

こうしたことから、『原油相場が堅調に推移していることはメキシコペソをサポートしよう』と考察、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『5.35円~5.65円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月25日付「メキシコペソ円今週の予想(5月24日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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