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NY原油、当面は60ドルを軸にしたレンジでもち合いか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、NY原油について、『当面は60ドルを軸にしたレンジでもち合いか』と述べています。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」について、『4月1日、欧州を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大を踏まえ、5月から7月まで日量35万~40万バレルずつ減産を緩和していくことで一致した』と伝えています。

続けて、『世界経済の回復を視野に入れた方針として前向きに受け止められたが、聖金曜日(GOOD FRIDAY)連休明けは、新型コロナウイルス対策で制限措置を余儀なくされている欧州での需要先行き懸念が強まった』と解説しています。

また、『国際通貨基金(IMF)は6日、2021年の世界経済見通しを発表し、今年の世界全体の成長率の予測をプラス6.0%に上方修正した。一方、欧州の一部や南米で新型コロナウイルスの感染者数が再拡大していることが警戒されている』と言及しています。

陳さんは、『OPEC加盟国で協調減産を免除されているイランによる供給拡大への警戒感もあるが、米イラン間の対話の進展などによりイランの原油輸出が拡大したとしても、イランの原油輸出が完全復活するのは2022年夏以降になると予想されているため、現在の需給に影響はほとんどないだろう』と分析しています。

そして、『米エネルギー情報局(EIA)が発表した2日までの1週間の米原油在庫は前週比350万バレル減と、減少幅は市場予想(140万バレル減)の2倍以上となった。一方、ガソリン在庫は20万バレル減の予想に対し、400万バレル増の大幅な積み増し。ガソリンの供給過剰懸念が原油の需給引き締まり期待を相殺する格好となった』と伝えています。

原油相場について、『現在、強材料と弱材料が拮抗している。需要への決めてに欠けるため、もち合い相場が続きそうだ』と考察しています。
こうしたことから陳さんは、『当面のレンジを55~65ドル』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月8日付「NY原油、当面は60ドルを軸にしたレンジでもち合いか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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