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NYの視点:米1月耐久財受注、1-3月期GDPの強い成長を示唆


米国の1月耐久財受注速報値は前月比+3.4%となった。伸びは12月+1.2%から鈍化予想に反し拡大し7月以来で最大となった。9カ月連続のプラスとなった。主にボーイング社の航空機受注や防衛関係の受注の大幅増加が全体指数を押し上げた。当局によりようやくボーイング社のマックス737型機の運行が承認されたため、2020年に大きく落ち込んでいた航空機の受注が今年は拡大することが見込まれ、米国経済の成長を支えると見る。1月のマックス737型機出荷は26機。12月は39機だった。

変動の激しい輸送用機を除く1月耐久財受注速報値は前月比+1.4%。伸びは12月+1.7%から鈍化も予想を上回った。国内総生産(GDP)の算出に用いられる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷速報値は前月比+2.1%。伸びは12月+1.0%から鈍化予想に反し拡大し10月来で最大となっており、1-3月期の成長に大きく貢献すると見られる。連邦公開市場委員会(FOMC)の中でパウエル議長、クロリダ副議長とともに影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁は、2021年のGDP成長率がこの数10年間で最大になる可能性があると、かなり、強気な見解を示した。ただ、インフレは当面抑制されると見ている。


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