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NYの視点:米消費者信頼感指数が低下、回復に陰り=支援失効で雇用への不安も


コンファレンスボードが発表した米10月消費者信頼感指数は100.9と、9月101.3から上昇予想に反して低下し、予想102を下回った。現況は104.6と9月の98.9から上昇し新型ウイルスパンデミックで経済が封鎖された3月以降で最高となった。しかし、期待指数は98.4と、9月102.9から低下。

理由として、1)新型ウイルスの再拡大、2)経済対策が終了、3)雇用への不安が挙げられる。

新型ウイルスが再拡大しているほか、追加経済対策成立のめどがたたず失業者支援策や中小企業支援のPPPも失効し、一部の企業は第2弾従業員解雇を迫られている。雇用への不安も消費を抑制する。消費は特に米国経済の7割を占めるため、成長が停滞する可能性は警戒される。

■10月消費者信頼感指数:100.9(9月101.3、前年同月126.1、3カ月平均96.2)
景況指数104.6(9月98.9、173.5)
期待指数98.4(9月102.9、94.5)

ビジネス
良好17.5(17.6、39.7)
悪化33.9(37.0、11.0)
普通48.6(45.4、49.3)

雇用
十分26.5(23.6、47.7)
不十分53.6(56.1、40.7)
困難19.9(20.3、11.6)

6カ月先

ビジネス
改善36.3(36.7、18.7)
悪化17.0(15.8、11.5)
不変46.7(47.5、69.8)

雇用
増加33.2(32.9、16.9)
減少20.2(16.1、18.0)
不変46.6(51.0、65.1)

欧州では新型コロナウイルスの流行が再燃し、パンデミックとなった4月来で最悪の状況となった。域内最大の経済であるドイツで2週間、第2位のフランスで1カ月ほど再び全国的な経済封鎖を検討しているという。ユーロ圏経済は第3四半期国内総生産(GDP)でようやく成長を回復したが、第4四半期に成長が再び鈍化するリスクに直面する。米国経済も同じ軌道をたどる危険は残る。






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