ワクチン開発をめぐる諜報活動とファイブ・アイズ(フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議)
年末にかけて感染拡大が継続するとの観測が強まる中、対策として各国が取り組んでいる重点分野の1つがワクチン開発だ。WHOが明らかにしたところでは、現在、候補となっているワクチンは100種類以上存在し、そのうち20種類以上が臨床試験の段階にあるという。ワクチン開発競争が激しくなる一方で、ワクチンへの公平なアクセスを目的として設立されたCOVAX(COVID-19 Vaccines Global Access)には165か国が参加して、多くの国へのワクチン提供を目指している。
その一方で、ワクチン開発情報の争奪も激しさを増している。新型コロナウイルスに有効なワクチンを先に開発できれば、ワクチン市場での主導権を獲得し莫大な利益を見込むことができる。他国のワクチン開発状況を入手できれば、開発競争において優位に立てることは間違いない。多くの国の情報機関が活動を活発化させていることが容易に想像できるが、その中でワクチン開発情報の収集に努力を集中している国の1つがロシアである。
イギリスのサイバーセキュリティセンター(National Cyber Security Centre: NCSC)が、7月16日に発表したレポート、“Advisory: APT29 targets COVID-19 vaccine development”では、ロシアの情報機関の指揮下にあることが確実視されている「APT29」が、カナダ、アメリカ、イギリスのワクチン開発機関を標的とした諜報活動を行っていたことが報告されている。このレポートによれば、APT29は「WellMess」や「WellMail」といったマルウェアを使用して、脆弱なシステムを広範囲に捜索し、システムの深部へのアクセスを可能とするための認証資格情報の獲得を図っていたという。そして、すでに入手された認証資格情報の多くは、今後必要となることが予想されるシステムへのアクセスのために保存されていると指摘されている。
ロシアの諜報活動もさることながら、その状況を探知するイギリス、アメリカ、カナダの情報機関の高い能力には驚かされる。3か国が「ファイブ・アイズ」と呼ばれる世界規模での情報コミュニティに属していることは公然の事実だが、どの政府も公式に認めたことはない。しかし、2001年7月に欧州議会に提出された「エシュロン通信傍受システムに関する報告書」の中では、ファイブ・アイズの存在が疑いないものと指摘された。2010年には、アメリカ国家安全保障局(National Security Agency: NSA)が機密解除文書を公表し、1946年3月5日に英米の通信情報当局間で締結された「英米通信情報協定(British-U.S. Communication Intelligence Agreement: BRUSA協定、現在はUKUSA協定)」によって通信情報協力が成立して、ファイブ・アイズの基礎が確立されたことが明らかとなった。
ファイブ・アイズに関する資料は極めて秘匿性が高く、1946年の協定においてもその存在を第三国に知られないようにすることが明記されている。NSAにおけるファイブ・アイズに関連する機密文書の指定解除は1961年までしか進んでおらず、約60年間の関連資料がいまだに機密指定のままである。UK Defence Journalが明らかにしたところによれば、オーストラリアでは、当時のゴフ・ホイットラム首相でさえ1973年まで協定の存在を知らされていなかったという。これが事実だとすれば、情報当局間での協定であるという点を割り引いたとしても、情報機関の国際レベルでの活動が国家指導者の意思とは無関係に行われていたという疑念はぬぐえない。
今年1月、北朝鮮に対する情報収集体制の強化を図るため、日本が韓国、フランスとともに情報共有を目的としてファイブ・アイズとの協力枠組みに参加することが報じられた。8月には、河野防衛大臣がファイブ・アイズとの連携を拡大し、「『シックス・アイズ』と言われるようになってもいい」と発言し、比較的軽易に機密情報の共有体制へ参加できるとの見解を示した。しかし、その情報収集の対象は冒頭に示したように、軍事、政治、経済などに限定されず医療・衛生分野をも含めた広範囲なものである。情報を収集する過程でも、個人情報に関連するものに触れることが十分に想定される。参加のためには、確認しなければならない関連法規も少なからず存在する。
現在の情報化社会の進化は、ファイブ・アイズが作られたころには想像もできないレベルにあり、その速度はさらに加速することが予想される。今後、情報が持つ価値がさらに高まることは疑いないだろう。そうした中で、ファイブ・アイズがもつ高度な情報収集能力と機密情報共有システムは、世界の情報コミュニティの中では最も魅力的なものの1つであり、それを有効に活用できるのであれば、日本にとって有益であることは間違いない。その一方で、いまだに維持されているファイブ・アイズの秘密主義は、国民に情報活動に対する疑念を抱かせる要因にもなりかねない。周辺に潜在的な脅威を抱える日本にとって、情報能力の強化が最優先課題の1つであることは確かであるが、そのために重要なものの1つはこの疑念の払拭かもしれない。
サンタフェ総研上席研究員 米内 修 防衛大学校卒業後、陸上自衛官として勤務。在職間、防衛大学校総合安全保障研究科後期課程を卒業し、独立行政法人大学評価・学位授与機構から博士号(安全保障学)を取得。2020年から現職。主な関心は、国際政治学、国際関係論、国際制度論。
<SI>
杉浦太陽、顔出し17歳長女・希空を父母の所属事務所に入れなかった理由を告白 母は辻希美
18歳美少女JKレスラー、胸元タトゥーに衝撃回答「質問される前に…」に「びっくり」「肌が」
【日本ハム】登板2試合の細野晴希「こんなにもらっていいのかな」現状維持で更改
明日花キララとトラブルのセクシー女優が謝罪「事実とは異なる内容の投稿を行ってしまい…」
伊東純也2億円訴訟の第1回口頭弁論「避妊具を付けずに性行為」女性2人が会見も原告側「虚偽」
韓国でも田中将大の楽天退団後の去就に注目「200勝まであと3勝」「興行的にもプラス」
【WEリーグ】新潟L川澄奈穂美が自身SNS更新 練習後の焼肉に「やっぱり肉だよね」
メナード、美容液「プログラム30」をリニューアル発売
重盛さと美「本気で私のことを女として狙っていた方もいると思うので」ファンに週刊誌報道を直接報告
「キャンメイク グラスティントシロップ」に明るめの青みピンクが仲間入り
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
前澤友作氏「全ての方向で法的措置を検討します」と警告
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
3刷目の重版決定!榎原依那のファースト写真集「Inaism」から、完全未公開カットをご紹介♡
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
ナイナイ岡村、鈴木紗理奈の不倫報道に複雑な思い「チクりがなければ…」
え!42歳?「我慢できなくなっちゃった」熊田曜子“透け透け入浴”超絶ボディーに悶絶の声
「わっぜか音がしっせえよ あたいは今朝ん台風か思っせえよ」 アルティメット鹿児島弁アニキが『Twitter』で話題に
藤本美貴、「早く死ぬ確率が高く、不安定な」庄司智春と結婚した理由を聞かれ“一言”で回答
堀江貴文氏「批判してるやつくそ」鈴木紗理奈不倫報道巡る“岡村隆史の発言への批判”を批判
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
四千頭身、テレビから消えた理由を明かすも批判殺到「人のせいにするな」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
3時のヒロイン福田麻貴(32)は元アイドルだった!昔の姿がかわいいとヲタク歓喜
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
たぬかな、「あのチビやろ?」迷惑系黒人YouTuberへの苦言が物議
「愛が生まれた日」藤谷美和子(56)の現在がヤバい!?徘徊生活を送っていた過去も明らかに。
杉浦太陽、顔出し17歳長女・希空を父母の所属事務所に入れなかった理由を告白 母は辻希美
18歳美少女JKレスラー、胸元タトゥーに衝撃回答「質問される前に…」に「びっくり」「肌が」
伊東純也2億円訴訟の第1回口頭弁論「避妊具を付けずに性行為」女性2人が会見も原告側「虚偽」
【日本ハム】登板2試合の細野晴希「こんなにもらっていいのかな」現状維持で更改
明日花キララとトラブルのセクシー女優が謝罪「事実とは異なる内容の投稿を行ってしまい…」
韓国でも田中将大の楽天退団後の去就に注目「200勝まであと3勝」「興行的にもプラス」
【WEリーグ】新潟L川澄奈穂美が自身SNS更新 練習後の焼肉に「やっぱり肉だよね」
メナード、美容液「プログラム30」をリニューアル発売
重盛さと美「本気で私のことを女として狙っていた方もいると思うので」ファンに週刊誌報道を直接報告
「キャンメイク グラスティントシロップ」に明るめの青みピンクが仲間入り