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南アランド円は上値重くもち合いで推移か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、7月31日の南アランドについて、『対ドルで3週間ぶりの安値を更新した。米経済の大幅縮小を受け、世界経済の回復に対する市場の期待が後退し、7月8日以来の低水準に下落した』と説明しています。新型コロナウイルス感染の再拡大が南アランド円の重石になっているようです。

南アフリカの新型コロナウイルスの感染については、『8月1日時点で感染者数は50万3290人と50万人の大台を突破した。死者数は8万0153人と1万人に達する可能性が高い。死者数に関しては、実際にはもっと多いという指摘があり、医療崩壊も懸念されている』と解説しています。

『国際通貨基金(IMF)が新型コロナウイルス対策として南アに43億ドルの融資を認めたことは、南ア政府にとってはポジティブ材料だろう』との見解ですが、『現在の経済状況を考えると返済完了までは相当厳しいものになりそうで手放しで評価はできないだろう』と指摘しています。

続けて、『南アフリカ中央銀行は23日、主要政策金利を0.25%引き下げ、3.50%とすることを決めた。0.25%の利下げは市場の予想通り。新型コロナウイルスの影響で景気後退が加速していることを受けた措置。新レートは24日から適用される』と伝えています。

また、『中銀は声明で「経済の縮小と緩やかな回復」により、インフレが低水準で推移すると予想した』とのことで、『今年通年の成長見通しは従来のマイナス7.0%からマイナス7.3%に下方修正。来年については3.8%増から3.7%増に、再来年は2.9%増から2.8%増に改定した』と述べています。

今年の消費者物価指数(CPI)上昇率については、『3.4%に据え置き』とのことで、『来年と再来年はそれぞれ4.4%から4.3%に修正した。南アは昨年7~9月期以降、3四半期連続でマイナス成長となっている』と説明しています。

こうしたことを背景に、今週の南アランド円は『上値重くもち合いで推移か』と考察しており、レンジは『6.00円~6.50円』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月4日付「【南アランド円、今週の予想(8月3日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




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