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将来に向けた資産づくり、あなたは貯蓄派?投資派?


みなさんこんにちは、フィスコマーケットレポーターの高井です。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今まで普通に営業していた飲食店が閉店してしまったり、「解雇」という言葉を頻繁に聞くようになりました。万が一のことは起こるのだということを実感し、将来の見通しを悲観的にシミュレーションしてみることも大切だと思い知らされます。将来の見通しといえば、生活の生命線である「お金」について考え直している方も多いのではないのでしょうか。

■将来に向けた資産づくり、どうやって行う?
そこで、今後はどのように資産作りをしていけばよいのでしょうか。まず、周りの方がどのように資産作りをしているのか見てみましょう。今回は「将来に向けた資産作り、あなたは貯蓄派?投資派?」(※1)というアンケートについて取り上げます。一番多かったのは「貯蓄派」で約60%。半分以上の方がコツコツ貯金をすることで資産形成をされているのですね。次に多かったのは「貯蓄&投資派」で約29%。そして「投資派」が約7%と続きます。

■アメリカでは投資への関心が高い
この結果を、肌感覚として「こんなものでしょう?」と思われる方も多いと思いますが、アメリカと比べてみると、日本で投資をしている人はとても少ないということが分かると思います。二国の家計の金融資産構成を比べると、日本では現金・預金が約53%、債務証券・投資信託・株式等が約15%ですが、アメリカでは現金・預金が約12%、債務証券・投資信託・株式等は約52%となっています。(※2)貯蓄と投資の比率がほぼ逆になっていますね。アメリカでは、なんと学校で株式投資を学んだり、家庭内でもお金について話すことが多いようです。そのため投資への関心が高く、上記のような結果に繋がっています。

■まとまった時間で投資を学んでみる
日本において、貯蓄派が多いからと言って、投資に全く興味がない方ばかりというわけではないようです。アンケートで貯蓄派と回答した方の中に、「投資にも興味がある」「勉強してみたい」という声も多くありました。投資は、事前知識をほとんど入れないまま始めてみて、やりながら学ぶのも一つですが、事前知識を持っておいた方が安心だという方は多いと思います。そんな方にとって、今回の外出自粛の期間は投資を学び始める良いチャンスになるかもしれませんね!

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ

(※1)アンケート:SBI証券「知っトクおかねコミュニティ」(2020年2月調査 N=465)

(※2)日本銀行調査統計局(2019年8月29日)




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