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各国の早期利下げを示唆する動きに注目 住信SBIネット銀行(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週は各国株式市場において記録的な下げ幅となりました。2月28日の日経平均株価は前週末比2,244円安の21,352円、NYダウは3,583ドル安の25,409ドルと2018年6月以来の7日続落となりました。為替市場では円高圧力が高まり、ドル/円は週初めの110-111円台から週末にかけて107-109円台へと下落しました。ユーロ/円は週末にかけて軟調推移となり、118-121円台で取引されました。

韓国で感染者数の拡大が見られているほか、イタリア、イランなどアジア圏以外での感染拡大が見られ、パンデミック(世界的流行)への警戒感で世界経済減速への懸念が一気に高まりました。また、2月29日に発表された『中国2月製造業PMIが発表され、史上最低の35.7へ低下したほか、2月非製造業PMIも1月(54.1)から29.6へ大幅に低下した』ことで中国国内景気の深刻な悪化が懸念されました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

レポートでは、『今週も引続きウィルス感染拡大に対する情報に翻弄される流れが継続すると思われる』状況が想定される中、『週明け3月2日の日経平均株価や上海株、さらには欧米株式先物が週明けの市場を左右する要因となりそうです』と伝えています。

また、『先週末28日にパウエルFRB議長が「経済を支えるために適切に行動を行う」と声明を公表した』ことで早くも今月開催のFOMCで大幅利下げ(50bp)が行われるのではないかという見方も浮上しているなか、『4日に発表されるベージュブック(地区連銀経済報告)ではウィルス感染による米経済の先行きに対し、一段と慎重な見方が聞かれ、早期の利下げ観測が一段と高まるか注目されます』と考察しています。

さらに、米国の経済指標発表に関しては、『週末6日には米2月雇用統計が発表されますが、それまでにウィルス感染の拡大に沈静の兆候が見られるか、雇用統計が注目される相場環境に戻るか注目されます』と加えています。

また、1日にブティジェッジ氏が撤退を発表した民主党大統領候補予備選ですが、『3日の米大統領候補予備選(スーパーチューズデー)で民主党候補者が絞られることから、候補者の支持率次第ではNY株式市場にも影響が及ぶ可能性があり注意が必要です』と考察しています。

一方、米国以外では、『3日の豪中銀政策委員会や4日のカナダ中銀政策委員会の声明文のほか、5日に講演するカーニー英中銀総裁からウィルス感染拡大による景気減速に対し予防的な緩和策を早期に実施する可能性に言及することも想定されることから、豪ドルやカナダ、ポンドなど対ドル、対円での動向が注目されます』と伝えています。

そのほか、日本国内でも『情勢が変化すれば政府・日銀が一体となって対応する方針』と確認されているため、政府要人らの発言に注目するとともに、『これまで米長期金利の低下に対し反応が限られていたドル/円はいよいよ本格的な円高圧力を強めることにつながるのか』にも注視する必要がありそうな一週間となりそうです。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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