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過度な懸念が金利低下の背景ならむしろ株高に、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/18付の「DailyOutlook」では、政策金利について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『本日からFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。足元では、米国景気の先行きへの懸念から利下げ期待が高まっており、市場の織り込みも進んでいる。今回の会合では利下げは決定されないと見込まれるが、声明文などでは今後の利下げへ向けて地ならしする可能性がある』と伝えています。

続けて、金融緩和は資金調達コスト(借入金利)の低下をもたらすという点において、株式市場にとってはプラス要因と言えることを挙げながら、『しかし、そもそも景気悪化等が見込まれるからこそ金融緩和局面にあるといえ、景気悪化は企業業績の悪化と言う点で株式市場にとってはマイナス要因である。こうしたプラスマイナスのどちらの要因がより勝るかによって株価の騰落が決まるともいえる。実際、過去の米国の利下げ局面をみても株価上昇パターンと株価下落パターンの両方が存在している』と分析しています。

さらに、『将来の景気悪化を見越すがゆえに、あらかじめ金利を下げて景気悪化に備えるのがセオリーではあるが、結果的に予期したほど景気が悪化しないケースがある。こうしたケースでは、金利低下の一方で企業業績の悪化は限定的となるため、株価は上昇するのだろう。足元では、経営者や運用担当者の米中通商問題等に対する「懸念」が強いため、金融当局は緩和姿勢をほのめかし、市場金利はすでに低下している。しかし、市場で懸念されているほど景気は悪化しないと考えられる』とまとめています。

最後にレポートでは、『米国の政策金利と日米株価推移』を紹介しています。詳しくは6/18付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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