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リスク回避資金がJ-REIT市場に流入、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/5付の「DailyOutlook」では、J-REITについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日本株市場が米国を巡る貿易摩擦懸念の高まりからリスクオフムードに覆われる中、5月の東証REIT指数は20日に年初来高値を更新し、約3年ぶりに1,950pt台を回復。月間では1.5%上昇(同期間のTOPIXは6.5%下落)と、地方銀行等による利益確定の売りをこなしつつも堅調に推移した』と伝えています。

続けて、J-REIT市場が注目されている背景に、海外環境の影響を受けにくいディフェンシブ特性に加え、国内長期金利の低下を要因として挙げ、『10年物国債利回りは年初以降マイナス圏に落ち込み、その後も低下傾向が続いている。対して東証REIT指数は4%近くの利回りが確保できること、および好調な賃貸市況等により増配を続けていることなどから、海外投資家を中心にリスク回避先として資金が流入したと考えられる』と分析しています。

さらに、『弊社では、REITの用途別として、賃料増額と物件入替による継続的な増配が期待できる「中堅・中上位オフィス型」や、2020年に向けての市況改善期待から「ホテル型」、更に「物流施設型」に注目している。物流施設型REITについては、大量供給の懸念よりもEコマース企業などからの旺盛な需要が注目される。加えて、国内の物流施設型REITは海外と異なり、バリュエーションがホテル型など他の用途型と比べて相対的に低評価にとどまっており、割安感を指摘する向きも増えているようだ。引き続き、J-REIT市場は堅調推移が期待される』とまとめています。

最後にレポートでは、『業績拡大が見込まれる主な中小型銘柄』を紹介しています。詳しくは6/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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