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物色動向からは弱気な姿勢が垣間見える、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/29付の「DailyOutlook」では、中小型株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『3月に入り、世界景気の減速懸念が改めて意識されている。初旬にはOECD(経済協力開発機構)やECBが経済見通しを下方修正。また、20日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の年内の利上げ回数(中央値)見通しが0回へと大幅に下方修正された。これをきっかけに、米長期金利(10年債利回り)が一段と低下し、3ヵ月物との「逆イールド」が約11年半ぶりに発生したこともマインドを悪化させる要因となった』と伝えています。

続けて、世界景気敏感株と位置付けられる日本株も3月は上値が重い展開を余儀なくされたことを挙げ、『しかし、株式市場には景気減速はある程度織り込まれていたこともあり、下げ幅は限定的であったという見方もできよう。ただ、物色の中身をみると、そう楽観視もできないようだ。日経平均の直近高値である3月4日から28日までの東証33業種別の騰落率をみると、相対的に上昇しているのは不動産業や陸運業、建設業などの内需関連、あるいはパルプ・紙といった円高メリットのある業種が多い』と分析しています。

さらに、『景気対策で公共投資の増加に期待しているのか、為替相場の一段の円高を見込んでいるのか。物色動向はそうした弱気に傾きつつある投資家心理を映しているようにも見える。いずれにせよ、ファンダメンタルズが良いとはいえない状況の中、一段の株価下落を想定した運用手法も一考だ』とまとめています。

最後にレポートでは、『業種別騰落率(対TOPIX、3/4~3/28)』を紹介しています。詳しくは3/29付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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