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米国雇用統計:1月の振り返りと2月のポイント「FRB利上げ復活となるか、結果に注目」 住信SBIネット銀行(三井智映子)


こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。本日、3月8日発表の米雇用統計に向けてレポートをご紹介します。その前に前回の雇用統計を振り返ってみましょう。

2月1日に発表された1月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想の16.5万人増を大きく上ぶれ30.4万人増、失業率は予想の3.9%よりやや悪い4.0%となりました。失業率の悪化についてレポートでは、『労働参加率(63.1%⇒63.2%)の上昇が要因』と伝えています。

インフレ関連の指標として注目される時間給賃金について、前月比は予想の+0.3%を下回る+0.1%、前年比は予想と同じ3.2%となっています。控えめな予想に反して雇用が拡大しており、政府機関の一部閉鎖による悪影響は限定的で米経済の堅調さが示される結果となりました。1月のISM製造業景況感指数も54.0という市場予想に反して56.6と上ぶれし、米製造業の業績が下ぶれするとの懸念は後退しました。レポートでは『FRBは利上げに辛抱強い政策を継続、利上げ休止の中で株式市場は適温相場へ』と述べています。

2月の雇用統計は非農業部門雇用者数18.5万人増、失業率3.8%、時間給賃金は前月比+0.3%、前年比+3.3%が予想されていますが、いったいどのような内容になるのでしょうか。

住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、まず足元の経済の動向について、
『年明け以降のFRBのハト派的な金融政策への転換に加え、2月には米中通商交渉での追加関税措置が見送られたこともあり、最悪シナリオのリスク後退を背景に上海株も昨年7月以来の水準を回復』と解説しています。このことを背景にNYダウは、『1月月間で1,672ドル高、2月も916ドル高と堅調地合いを継続しており、企業の経営者心理や消費者心理が好転しているか注目されます』との見解を伝えています。

また今回の雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比で大幅に低下する予想となっています。レポートでは、『3月1日に発表された米2月ISM製造業景況指数は昨年12月の54.3と下回る54.2と2年3ヵ月ぶりの低水準まで低下、さらに内訳の雇用指数も1月の55.5から52.3へ低下しており、今週8日の雇用統計での製造業の就業者数の伸び悩みが懸念されます』と伝えており、雇用増が確認されるかどうか注目したいところです。

時間給賃金については、『昨年8月以降7ヵ月連続で3.0%超となるか注目』と分析しています。もし、結果が予想を上ぶれてくれば『FRBの少なくとも年内1回から2回の利上げの可能性が復活するか注目』されるのではないでしょうか。

ちなみに米労働省の雇用統計の前哨戦と言われる2月ADP雇用統計は予想の18.9万人に対して結果は18.3万人増とやや下ぶれています。

参考にしてみてくださいね!

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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