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米FBI、情報窃盗でアップル社中国人社員を逮捕「漏洩すれば壊滅的な影響」



米連邦捜査局(FBI)はこのほど、アップル社の中国人技術者、陳紀中(JizhongChen、音訳)氏を、機密情報を窃盗した疑いで逮捕した。昨年7月、同社元社員1人が同じ容疑で逮捕された。ブルームバーグが30日に伝えた。

FBIがカリフォルニア州サンノゼ市の裁判所に提出した訴状によると、1月11日、アップルの社員が、陳氏がアップルの自動運転技術の研究開発を行う秘密施設内で、広角レンズ付きカメラで写真撮影しているところを目撃した。陳氏は6カ月前アップルに入社した当時、同社の守秘義務契約に署名した。

検察側によると、陳氏はアップル社内での写真撮影、設計図など自動運転技術に関する2000件以上のデータや文書を個人所有のパソコンに保存したことを認めた。陳氏は、中国国内の自動運転車メーカーに転職しようとしていたという。

アップル社は、陳氏が盗み出した情報が漏えいすれば、同社に「破滅的な影響を与える」と示した。

ブルームバーグによると、FBIは先週、陳氏が中国に帰国する前日に逮捕に踏み切った。1月25日、陳氏が保釈金50万ドル(約5440万円)を支払った後、裁判所は保釈を認めた。

FBIは昨年7月11日、機密商業情報を盗んだとしてアップルの元社員、張暁朗(XiaoLangZhang、音訳)氏を身柄拘束した。張氏はアップル社の自動運転技術関連技術を盗んだ後、転職先である中国のスタートアップ企業である「小鵬汽車(XiaopengMotors)」に同情報を渡したとされている。

トランプ米政権は、中国当局による米企業への知的財産権侵害、強制技術移転、技術窃盗に対して取り締まりを強化している。

(翻訳編集・張哲)



【ニュース提供・大紀元】




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