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日経平均予想配当利回り~やや悲観視が過ぎているか~、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

7/3付の「DailyOutlook」では、日経平均予想配当利回りについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日本銀行が昨日公表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)において、大企業・全産業の2018年度設備投資計画(全規模・全産業、ソフトウェア・研究開発を含み、土地投資額を除く)は前年度比13.6%増(市場予想は9.3%増)となった。また、米サプライマネジメント協会(ISM)が昨晩発表した6月の米製造業景況感指数は60.2となり、前月から1.5ポイント上昇。4ヵ月ぶりに60を超えるなど景気が良好なことを示した。足元、米中貿易摩擦の不透明感を背景に、株式市場は上値の重い展開が続いている。しかし、公表される景気指標からは、今のところ目立った景気悪化などは確認されていない』と伝えています。

続けて、「1株当たり予想年間配当金÷株価」で計算される予想配当利回りは、株価が下降すると上昇することを挙げ、『相場の下落局面では予想配当利回りが株価の下値支持力になりやすいとされる。2日の日経平均の予想配当利回りは1.95%であるが、2015年以降で日経平均の予想配当利回りが1.9%を上回っていた局面は今回を除いて2度あった。中国景気減速懸念に端を発した2016年2月、英国のEU離脱(Brexit)を巡る国民投票を起因とした2016年6~8月である。何れも、その後の株価は上昇へ転じている』と分析しています。

さらに、『実際の目立った景気悪化などは確認されておらず、現状の株価下落はやや過度な悲観に傾いているともいえるだろう。状況が落ち着くには時間を要するであろうが、日経平均の予想配当利回り1.9%超は投資指標面からみて、株価上方への水準訂正余地があるだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均と日経平均の予想配当利回りの推移』を紹介しています。詳しくは7/3付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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