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NYの視点:米朝首脳会談を睨む、慎重ながら楽観的


歴史的な米朝首脳会談が12日にシンガボールで現地時間午前9時から開催される。米国のトランプ大統領は、金委員長と通訳者、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だけが出席する1対1の会談を予定している。米朝会談の期限は決められておらず、トランプ大統領は交渉が進展した場合、長期滞在も辞さない構えを見せていた。

しかし、北朝鮮の金委員長はシンガポール時間で午後4時にはシンガポールを出発する計画のようで、会談開始から7時間後となる。これに伴い、トランプ大統領も帰国時間を予定より早めたと報じられた。会談後に、トランプ大統領は記者会見を予定している。

ホワイトハウスは、「米国と北朝鮮の協議は予想以上に速やかに前進している」と前向きなコメントを出した。ポンぺオ国務長官は、「トランプ大統領は自信を持って、ポジティブな態度でのぞむ。もし、金委員長が非核化をしたら、北朝鮮には明るい未来がある」と言及。また、方針に変更はなく、「米朝に信頼が必要だ」と訴えた。

ポンぺオ国務長官は米国が北朝鮮が非核化を実現した場合、北朝鮮に以下を提供することを約束するようだ。

1安全保障
2政治的関係
3経済的支援

何らかの共同宣言がなされると見られているものの、北朝鮮は韓国との国境における米軍撤退を要求する可能性など、今回の会合だけで、米国が望んでいる合意に達することが可能とは考えにくい。トランプ米大統領も12日に合意署名する可能性はある、としながらも、数回の会談が必要になる可能性も指摘している。合意までは長い道のりとなりそうだ。しかし、前進することに、慎重ながら楽観的な動きが続く可能性がある。




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