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欧州政治リスクで下押す場面は買い場と捉えるべき、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/5付の「DailyOutlook」では、欧州政治リスクについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『5月後半、「欧州政治リスク」を背景に相場が荒れる場面があった。今後も波乱要因となる可能性がある。しかし、過去の事例から下押す場面は買い場と捉えるべきと考える。イタリアではポピュリズム(大衆迎合主義)政党が推薦したコンテ氏が新首相に就いた。スペインでは下院でラホイ首相の不信任決議案を賛成多数で可決し、最大野党である社会労働党のサンチェス党首が新首相に就任する。ただ、イタリア新首相となるコンテ氏に政治経験はなく、スペインのサンチェス氏率いる社会労働党の現有議席は下院の4分の1に満たない。両国首相の政権基盤はいずれも脆弱で政治は不安定な状況が続く可能性がある』と伝えています。

続けて、「欧州政治リスク」は今回が初めてではないことを挙げ、『2016年6月にはイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が行われ、英国人口の52%がEU離脱に賛成票を投じた。2017年10月にはカタルーニャ州のスペインからの独立是非を問う住民投票が行われ、独立賛成が優勢となった』と分析しています。

さらに、TOPIXの推移について『一時的に下押しても、軟調な場面はいずれも長続きしなかった。不透明感は高まるが、直接的に景気を押し下げる要因ではないとマーケットは冷静にみている可能性がある。今後も下押す場面があれば、中長期的な観点から押し目買いの発想で臨むべきであろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『過去の欧州政治リスク時におけるTOPIX推移』をグラフにして紹介していますので、詳しくは6/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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