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米長期金利の上昇でドル高路線は継続か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)


皆さまこんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 為替市場では円安ドル高が進みましたね。ドル円は4ヶ月ぶりに一時111円台を回復、ドルインデックス指数は年初来高値を更新しました。そこで、今回は気になるドル円相場の今週の展望についてのレポートをご紹介します。

レポートでは足元のドル買いについて、『米中両政府は19日、ワシントンで17、18日に開いた通商協議の共同声明を発表した。中国が米国の製品やサービスの購入を大幅に増やすことで合意した』と述べており、『ムニューシン財務長官は20日、米中貿易戦争をいったん「保留」し、関税措置もいったん保留することで合意したと述べた』ことがドル買いにつながったと分析しています。

加えて、『ドル上昇の最大の要因は米長期金利の上昇で、先週は一時3.12%に達した』と分析。先週15日には、米長期金利といわれる10年債利回りが3.0%の節目を超えましたが、レポートでは、『米金利高にサポートされてドルは堅調に推移するだろう。ただ、金利上昇が株価の下げを引き起こすようなリスクが意識された場合、リスクオフからドル売り・円買いに転じる可能性はあるだろう』との見解を示しています。また、『イタリアの連立協議や北朝鮮、イラン情勢といった政治問題も懸念が表面化すれば、ドル円の値位置が高いだけに利益確定売りが優勢となろう』とも伝えています。

為替市場で米ドルが全面高の展開となっていることによる、新興国通貨の下落も気になるところですね。レポートでも、『一段高の金利は米株式市場や新興国にネガティブな影響を与える可能性があり注意が必要ではないか』と注意喚起をしており、『新興国では、アルゼンチンやトルコなどの経常赤字国から資本が流出している』と伝えています。

そして、今週のドル円の値動きについてレポートでは、『米長期金利高にサポートされて堅調く推移しそうだ』との見解となっていますので参考にしてみてください。


上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月21日付「ドル円相場、今週の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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