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対ロシア制裁でパラジウム価格上昇、白金への影響は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さま、こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 今回は白金相場についてのレポートをご紹介します。

まずレポートによると、『米政府が6日に発表した対ロシア制裁の影響を受けてアルミやパラジウムの上げ足が強まっております』とのことで、アルミ、パラジウムともに価格が短期移動平均線を上抜いており強い値動きですね。

さらに、『米財務省は6日、ロシアの7人の富豪が所有する12社への制裁を発表しました。この対ロシア制裁に、アルミ製造大手や世界最大のパラジウム生産会社であるノリリクス社の大株主が含まれていたことを受けて、ロシアからのアルミやパラジウム供給が不足するとの観測が高まっております』と紹介しています。

加えて、『16日に発表される予定であった米政府による対ロシア追加制裁は見送られたものの、米政府が6日に発表した対ロシア制裁の影響が懸念されております』と、米国がシリアでの行動などを理由として先週も新たな対ロシア制裁を発表したことが影響していると伝えています。

そのため先物市場では、『1週間ほど前までは、東京白金より東京パラジウムが100円ほど安かったのですが、今では、東京白金より東京パラジウムが140円ほど高くなってきました』とのことで、白金の値動きについては、『これ以上パラジウムの上昇が続くと、「自動車触媒に使用されるパラジウムの代替銘柄」として白金への注目が高まりそうです。しかも、今回の米国企業の1~3月期決算発表では、リーマンショック後で最高の企業利益が予想されているだけに、良好な四半期決算発表によるリスクオンの流れを受けて東京パラジウムや東京白金が強含むことも考えられます』との見解を示しています。パラジウムの価格とともに白金価格もチェックしておきたいところですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の4月17日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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