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米国雇用統計:1月の振り返りと2月のポイント「FOMCでのインフレ見通しへの影響は」住信SBIネット銀行(三井智映子)


皆さまこんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

前回1月の米雇用統計をきっかけにダウが下落したことは皆様ご存知でしょう。注目された時間給賃金(前年比)が+2.9%と2009年6月以来の高い伸びを記録したことで長期金利上昇見通しからダウ平均が急落。1月26日に付けた過去最高値からの下落率は10%を超えました。世界的に調整局面が継続している状況です。

さて9日には2月の雇用統計が発表されます。いったいどのような内容になるのでしょうか。住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。

2月の雇用統計のポイントを見ていきましょう。レポートでは、『米2月雇用統計でも時間給賃金の上昇が続き、インフレの加速を予感させる結果となるのか注目されます。非農業部門就業者数の予想は20.5万人増、失業率も4.0%への改善が予想される一方、時間給賃金は前月比+0.2%、前年比+2.8%とそれぞれ前月から小幅に伸び悩むと予想されています。』と伝えています。

さらに、『FRBの新議長に就任したパウエル氏は2月27日(火)の議会証言で「インフレ率が目標に向うという見方に自信を深めるデータも出てきた」としてNY株式市場の下落にも『健全な調整』として気に留める様子も見せませんでした。』とのことで、『「賃金と物価上昇は早晩実現するだろう」として市場は徐々に年4回の利上げを織り込みつつあるようです。3月20−21日のFOMCの議論にも影響を及ぼす可能性があるだけに注目です』との見解を伝えています。

最後に『今回の雇用統計がドル安・株安からの反転のきっかけの一つとなるのか、あるいは、一段のドル安・株安が進みドル/円の105円割れが現実となるか注目です』とレポートでは伝えています。9日の雇用統計もしっかりとチェックしていきたいですね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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