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日米欧の中央銀行の資産状況と株価~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラント証券のコラムで「中央銀行の動向」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

Fed、ECBは現在、金融緩和を縮小しており、日銀のみが現行の金融政策を継続している状況です。『中央銀行による資産買い入れ、いわゆる量的緩和政策は株式相場においては買いの材料』と言えます。株価が歴史的な高水準にあるのは量的緩和政策のおかげといえそうです。一方で『米国の中央銀行に当たる連邦準備制度(Fed)は保有資産を縮小しつつあり、量的緩和政策からの脱却を徐々に進めています。また、欧州中央銀行(ECB)も続けてきた資産買い入れを今年から減額する方針を示しており、9月には終了する予定』だと同コラムでは述べています。

そこで、Fed、日銀、ECBの資産残高を円換算して比較してみると。『2018年1月時点でFedが約485兆円、日銀が約529兆円、ECBが約609兆円、合計約1,619兆円という規模』のようです。

また、日米欧の中央銀行の資産残高の合計と日経平均株価の関係を見てみると。まさに『緩和は買いということ』が分かります。『資産合計額が小さいと日経平均株価の水準は低く、資産合計額が大きいと日経平均株価の水準が高くなるという関係性が見られます。と言うことは、量的緩和が終了し、資産額が増えなくなると株価の上値は重くなることが予想され、さらに資産額が減少に向かうと株価は下落していくこと』を同コラムでは予想しています。

現在、日米欧の中央銀行で唯一緩和継続スタンスを継続しているのは日銀です。そのため、今年の日銀の金融政策の動向には注意が必要だと言えます。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の2月2日付のコラム「日米欧の中央銀行の資産状況と株価」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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