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トルコリラ円は保ち合い継続か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)


皆さまこんにちは。フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。為替市場ではトルコリラ円が大台の30円を割り込み、冴えない動きとなっています。では15日の商品先物市場はどんな値動きだったのでしょうか?

「テクニカルマイスター」によると、『米国との関係改善は再び悪化の様相を見せているが、欧州との関係には改善が見られる』と分析しています。

まず米国との関係については、『年明けに注目された米国におけるレイザラブ裁判では、トルコ国有銀行ハルクバンクの元副頭取アティラ氏が裁判前に有罪を認めた。これに関して、シムシェキ副首相は、ハルクバンクはザラブの件に関係していないし、そうなった場合は必要な措置をとると付け加えた。』とのことで、『米国との関係が再び悪化する中、米国務省はアメリカ国民に対して、トルコを渡航危険度レベル3に設定した』と伝えています。

一方で、欧州諸国へのエルドアン大統領の姿勢は2018年に入って軟化しているように感じられます。欧州諸国との関係についてレポートでは、『5日、エルドアン大統領は仏マクロン首相と会談し、防衛・航空・財政分野における3件の協定をまとめた。また、6日には独ガブリエル外相と会談し、欧州連合(EU)加盟について話し合った』と伝えています。

そしてトルコリラの金融政策に関して、『トルコ中央銀行が2017年12月14日の会合で政策金利の後期流動性貸出金利を0.50%ポイント引き上げ12.75%とした。12月CPIが前月から低下したことで、実質金利のマイナスは解消され、トルコリラ円をサポートしよう』との見解を示しています。

引き続きトルコリラの価格は「見守りたい」という状況が継続するのかもしれません。18日にはトルコの政策金利が発表されます。市場予想は現状維持となっていますが、注目してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月16日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の予想」のコメントにまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

三井智映子の「気になるレポート」は各種レポートを三井智映子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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