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豪政策金利は据え置かれるも、小売売上高を好感し豪ドル上昇、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

12/6付けの「主要通貨デイリー」では、5日に据え置きが決定された豪政策金利の影響について考察していますのでご紹介します。

同レポートではまず、『12月5日の金融政策会合で豪中銀は市場予想(Bloomberg調べ、以下同じ)通り政策金利を1.50%で据え置くことを決定した。決定後の声明文も11月会合の表現が概ね踏襲され、豪州経済は景気拡大が続くものの物価上昇圧力は依然として低いとの認識が改めて示された』と伝えています。

また、企業景況感の良好さと設備稼働率の上昇、非鉱業投資の更なる改善と公共投資の増加などから、豪中銀は「GDPが向こう数年にわたって年平均3%程度で成長する」と予想しているようです。一方で、豪中銀は賃金の伸びやインフレが低水準にあることも指摘しています。これを踏まえてレポートでは、『インフレ圧力の弱さから豪中銀に利上げを急ぐ姿勢はほとんどみられず、当分政策金利が据え置かれる見通しだ』と分析しています。

最後に、『この日は10月の小売売上高も発表され、前月比+0.5%と市場予想の+0.3%を上回った。過去3ヵ月の低迷(前月比▲0.6~+0.1%)から脱したことが好感され、豪長期金利が上昇、豪ドル円相場も発表直前の1豪ドル=85円台半ばから一時86円台前半に上昇した。声明文では賃金の低い伸びと債務水準の高さから家計消費見通しが引き続き先行き不透明要因であると指摘されていたことを考慮すると、10月の小売売上高は豪ドル高材料であったといえる』とまとめています。

詳しくは12/6付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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