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NYの視点:ECBの積極的な緩和縮小でユーロ高の可能性も上値限定的か


欧州中央銀行(ECB)は26日に定例理事会の開催を予定している。ECBはこの会合で異例な金融緩和策を据え置くと見られているが、同時に緩和プログラムの見直しを計画している。

タカ派で知られるドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は資産購入プログラムを早期に終了することを支持すると見られている。ただ、一部の延長に合意する見込みだという。地元紙ハンデルスブラット紙が関係筋の話として伝えた。資産購入プログラムで現行各月600億ユーロ規模をその半分である300億ユーロに減らし、9カ月延長するという大半の意見に支持を表明する可能性もある。

ECBウォッチャーの中でも最もタカ派的なシナリオは、1)各月の購入を200億ユーロ規模にまで縮小し6か月延長するというもの。2)ハト派的なシナリオとしては、2018年の購入を400億ユーロ規模に小幅縮小し、12カ月延長するというものだ。

オランダのINGは顧客レポートの中で、ECBが資産購入プログラムを小規模で長期にわたり維持すると見ていることを明らかにした。ECBが資産購入規模を250億ユーロまで削減し、2018年末まで維持すると予想。ユーロ・ドルは再び1.20ドルまで上昇する可能性を指摘。しかし、長期のQE維持や2018年初旬に控えているイタリアの選挙がリスクとなる可能性で域内の金利の上昇が限られるため、上値も限定的と見ている。ECBの結果発表を受けた上昇局面が、ユーロの良い売り場となる可能性がある。



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