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今後の成長期待の分野、量子コンピューターと関連株~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「量子コンピューターと関連株」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

株式市場では従来型のコンピューターをはるかにしのぐ性能を持つ「量子コンピューター」に関する報道が徐々に増え、株式市場の注目テーマになりつつあります。ただ、同コラムによると『現在実用化されている量子コンピューターが利用できる範囲は限られて』おり、『大量生産される状況』ではないようです。ですが、一方で今後の大きな成長分野になる可能性を秘めているとも考えられます。同コラムでは『量子コンピューターに関する簡単な解説と、影響のある分野と関連株』について解説しています。

まず、量子コンピューターとはどういったものなのでしょうか。量子とは物質を形成する原子や光の粒である光子などの素粒子などを言います。『量子コンピューターは極めて小さい量子の物理現象を利用したコンピューターのことです。量子コンピューターの原点は、従来型のコンピューターを小型化する過程で、回路があまりにも小さくなったために電子が回路外にすり抜けてしまうという問題でした。この問題をむしろ逆手に利用しようというのが量子コンピューターの発想』だと同コラムでは述べています。

ただ、日本においては基本原理の開発において成功している事例はあるものの、実用化までには至っていないようです。量子コンピューターを実用化、商用化したことで有名になったのが、『カナダの非公開企業であるDウェーブ・システムズ』です。また、『米IBM(IBM)、米アルファベット(GOOG)、米インテル(INTC)、米マイクロソフト(MSFT)が開発を発表したり、試作機を公開しています』と紹介しています。

当面は『Dウェーブ・システムズの量子コンピューターの導入で改善する分野に恩恵』があると同コラムでは述べています。Dウェーブ・システムズの量子コンピューターは『米国政府やNASA、大学などの研究機関』に利用されてきました。また、『大量のデータを処理して最適な答えを導き出すという点では人工知能(AI)の分野でも活用』できると考えられます。アルファベット(GOOG)は2013年からウェブ検索、音声認識、機械学習などの最適化問題への応用においてDウェーブ・システムズと提携しています。

また、同コラムでは、日本における『量子コンピューター関連』の銘柄を取り上げています。ブレインパッド<3655>フィックスターズ<3687>、リクルートHD<6098>、エヌエフ回路設計ブロック<6864>などを含めて6銘柄紹介しています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の9月29日付のコラム「今後の成長期待の分野、量子コンピューターと関連株」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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