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ディーゼル車販売、石化燃料自動車離れが、長期的に白金市場の重しに サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

自動車の影響を受ける商品といえば石油が代表的ですが、実はプラチナも大きな影響を受けています。自動車から排出される有害物質を除去するための触媒に利用されているのがプラチナなのです。

レポートでは、『フォルクス・ワーゲン(VW)が昨日発表しました8月のVWブランドの世界自動車販売台数は、前年比9.3%増の49万5200台となり、西欧を除く地域で伸びました。しかし、西欧販売は4.4%減となり、ディーゼル車販売が大きく落ち込みました』と独フォルクスワーゲンの販売動向を伝えています。

『ディーゼル車の割合が高い西欧でディーゼル車の販売台数が大きく落ち込んだことは、白金市場の圧迫要因となります』と分析しています。宝飾品としての印象が強いプラチナですが、需要のおよそ4割ほどが自動車触媒として排ガス浄化に使用されています。ディーゼル車は使用量が多いこともさらなる圧迫要因となりそうです。

また、レポートによると、『中国工業情報省は昨日、中国がガソリンや灯油などの石化燃料自動車の生産・販売を禁止する検討に入ったことを公表しました。英国やフランスでは、2040年までに石化燃料自動車の販売を禁止する方針を決定しております。そうした欧州諸国の流れに中国も賛同するようです』と伝えています。ガソリンをはじめとした石化燃料自動車の販売が禁止となれば、白金の需要減につながりますよね。

レポートでは『世界的な石化燃料自動車離れの動きや、ディーゼル自動車の販売不振が白金市場の重しとなっているようです。これからEV自動車が本格普及することにより、白金の触媒需要も減少の一途を辿ることになりそうです』との見解を伝えています。

長期的には白金の売りポジションを検討してみてもよいかもしれません。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月12日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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