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投機筋のポジションの整理によるドル売り円買い圧力は最終局面へ、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

休場明けの米国市場では北朝鮮の脅威が深刻化しリスク回避の円買いが加速した上にFOMC好感のハト派発言を受けドル売りが強まったようで、ドル円は108円台まで下落しています。9/6付けの「主要通貨デイリー」では、ドル円に大きな影響を及ぼす投機筋のポジションについて考察していますのでご紹介します。

同レポートではまず、『CFTC(米商品先物取引委員会)によると、投機筋は8月29日時点でドル買い円売りポジションを6週連続で削減したことが明らかとなった』と伝えています。

続けて、『投機筋は7月中旬にかけてドル買い円売り残高を積極的に積み増し、7月18日時点で約3年半ぶりの規模にまで拡大。ドル円は7月11日に114.49円まで上昇しており、この局面でのドル高円安に投機筋が寄与した様子が窺える。その後、トランプ米政権の政策運営力への懸念や北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりなどを材料にドル安に転換。8月29日には108.27円まで下落したが、上述の通り、投機筋はその間ドル買い円売り残高を削減(=ドル売り円買い)しており、8月終盤にかけてのドル安円高局面でも投機筋が一定の影響を及ぼしたと推測される』として、投機筋のポジションが及ぼす影響に言及しています。

最後に、今後のドル円について、『8月終盤にかけてのドル安局面で、過剰に膨れ上がっていた投機筋のドル買い円売り残高の整理が進展している。米国景気の好調推移や日米の金融政策の違い等から先行きドル高円安が見込まれる中で、投機筋がドル買いポジションを完全に解消する必要性は乏しいとすると、過去の推移から、投機筋のドル買い残高は5万枚前後で整理が一巡する傾向がある。現時点では、投機筋の一段のポジション整理によるドル安円高余地を依然残すものの、ポジション整理が進んだことにより、投機筋主導のドル売り円買い圧力はそろそろ最終局面に差し掛かりつつあるといえよう』とまとめています。

詳しくは9/6付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜



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