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不振の米国自動車販売、トラック市場にも黄色信号?~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

自動車販売の台数は、景気先行を読み解く際に、重要な指標になってきます。今回は「米国自動車販売」の内容を詳しく分析したコラムをeワラントジャーナルで見つけましたのでご紹介いたします。

同コラムによると、『長期的な視点で過去を振り返ると新車販売台数がピークアウトすると株価もピークアウトする傾向』があるようです。8月1日に発表された7月の米国の新車販売台数は季節調整済み年率換算で1,677万台となり、前年同月比で5.9%の減少となりました。特に、『今年3月から新車販売台数の落ち込みが目立っています』とコラムでは指摘しています。

詳しく中身をみていきますと乗用車の販売減少傾向が続いているようです。特に5月、6月、7月と前年同月比で1割ほどの減少が続いています。さらに、自動車会社の販売を支えていたのは「トラック市場」のようですが、その『好調なトラック販売にも黄色信号』が灯ったようで、『トラック市場は5月は前年同月比で3.8%の増加、6月は7.3%の増加でしたが、7月は1.6%の減少』となったとコラムでは伝えています。

さらに、会社別に注目し、『米国の大手3社、いわゆるビッグスリーのGM、フォード、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の不振が目立ちます』と考察しています。7月の前年同月比をそれぞれ見てみると、『GMは乗用車が3割ほどの減少、トラックが1割ほどの減少、フォードは乗用車が2割ほどの減少、トラックは小幅な減少、FCAは乗用車が17.7%の減少、トラックが1割ほどの減少』となっていると同コラムでは述べています。

今後に関しては『好調を維持していたトラック販売の動向』に注目のようです。また、『販売奨励金によるシェア争いが過熱すると自動車各社の販売コストの増加から利益率の低下が懸念』されるため、『自動車株の上値が重い展開は続く』かもしれないと締めくくっています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の8月7日付のコラム「不振の米国自動車販売、トラック市場にも黄色信号?」にまとめられています。


馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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