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今週のマーケット展望「日米ともに政治リスクに注意」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)


こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。7月も終わりに近づき、決算発表も本格化してきましたね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月24日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは今週の動きについて、『日米ともに決算発表が本格化する。国内では28日に300社超が決算を発表し前半戦の佳境を迎える。米国では週初からアルファベット、週央にはフェイスブック、インテルなどハイテクの主力企業が決算を発表する。先週の東京市場では今期業績見通しを上方修正した安川電が大幅高となり幸先の良い決算シーズンのスタートとなった。FA関連としてファナックや三菱電機にも買いが波及したが、あくまでも局地戦。相場全体の地合いを好転させるには至らなかった。今後も同様の流れだろう』と伝えています。

続けて、『経済指標で最重要なのは、週末に発表される米国の4−6月期GDP(国内総生産)速報値。堅調な個人消費と住宅市場が成長をけん引し前期比年率+2.6%と市場では予想されている。重要イベントとしては25-26日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。6月に利上げを決めたばかりで、今回は政策の変更はないというのがコンセンサス。 声明文でバランスシート縮小などが示唆される表現が盛り込まれるか、一部に注目する向きもあるが、今回イエレンFRB議長の記者会見は予定されておらず、市場と丁寧な対話もできない以上そうしたことはないだろう。声明文ではインフレに対する見方が変更されるかどうかがポイントだろう。結局のところ今回のFOMCは大過なく無風で通過すると思われる』との見解を述べています。

最後に、リスク要因として、『今週は日米ともに政治リスクを警戒したい。24、25日には衆参予算委員会の閉会中審査がある。学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る疑惑について、閉会中審査で安倍晋三首相が選定プロセスを説明する。ポイントは急落した内閣支持率が回復するか。果たしてどうか見守りたい。国内の政治を巡る不透明感は8月3日の内閣改造まで続くのではないかと思う』と言及しています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由



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