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【インタビュー】18年の雨風(2)中国で報じられない真実を日本で伝える


前回のあらすじ:法輪功学習者の劉鋼さん(50・仮名)は、将来を有望視された中国シンクタンク勤務の研究員だった。弾圧政策後、日本に来て18年経つ。メディアの中傷、職場での圧力、当時の「嵐のような」迫害を振り返る。

—来日したのはいつですか?

 「2000年です。日本の研究施設に訪問学者として来日しました」。

—日本に来た感想は。

 「とにかく素晴らしい国だと思いました。市民はみな礼儀正しく、豊かで治安がいいと思いました。やっと自由に煉功することができました。日本の学習者とも知り合いました。実は私、日本人と間違われたこともあります」。

—日本語が上手だったのですか?

 「いいえ、立ち振る舞いだと思います。裕福な家系に育ち、躾に厳しかったので、日本人だと思われたのでしょう。しかし、共産党政権後は財産や名誉を略奪され、没落しました」。

—ところで、グローバルSOSウォーキングリレーに参加しましたね。

 「参加しました。中国国内で残酷な迫害に遭っている法輪功学習者を声援するために世界各国の法輪功学習者たちが自国で行いました。とにかく歩き続けました。日本全国の学習者たちが力を合わせ、2001年の秋に北海道から鹿児島までリレー形式で歩きました。通りすがりの人々に迫害について話し、チラシも配りました。一日に30キロ歩いた人もいました」。

—日本人の反応はどうでしたか。

 「多くの方たちの温かい声援を頂いただけではなく、自治体の長や議員の方々にも会うことができましたし、取材も受けました。日本人は優しい人が多いと思いました。でも当時は共産党の迫害がひどく、外国では弾圧についてあまりよく知られていませんでした」。

—天安門焼身自殺事件もありましたね。

 「報道を見たときは驚きました。法輪功は道徳を向上し健康を増進するための気功で、殺生や自殺は厳に禁じられています。共産党のやらせだったと後に知ったのですが、当時から様々な疑問点がありました」。

—具体的には?

 「まず映像の出どころです。中国共産党はCNNが撮影したと主張したが、CNNは記者が警官に拘束されたため撮影不可能だったと否定しました。映像そのものも不審でした。すべてちょうど良いアングルで撮影され、まるでプロのカメラマンが撮影したようでした。突発的な事件にしては映像効果が良すぎると思いました。警官の装備も疑問点だらけでした。消火器や消火毛布を背負ってパトロールする警官などどこにいますか」。

(聞き手・文亮)

(続く)

【ニュース提供・大紀元】




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