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シカゴコーン、12カ月ぶりの4ドル台乗せの背景 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は約一年ぶりに4ドル台に乗せたシカゴコーン、トウモロコシ市場についてレポートします。

レポートでは、シカゴコーンの値上がりについて、『米穀倉地帯南部の高温見通しを背景に先月末から上昇を続けております』と述べています。

ウエザーニュースでは、米穀倉地帯南部のオクラホマ州の最高気温が38℃まで上昇するとの見通しを出しており、『受粉期を迎えているこの時期に最高気温が38℃以上にまで上昇すると、受粉障害が発生するとされております。オクラホマ州では、最高気温のピークが14~15日となりそうです。それにより「噂で買って、事実で売れ」という相場格言を参考にするのであれば、13~14日頃に売り場となる可能性もあります』と伝えています。

一方で、シカゴは育成に理想的な週刊見通しとなっています。ただ、『オクラホマ州の14~15日の最高気温予報が38℃ですから、ギリギリ受粉障害が発生しない可能性もあります。また、米穀倉地帯の一部で受粉障害が発生しても、全体的に考えれば微々たる被害と考えるべきかもしれません』とレポートでは分析しています。

今後の値動きについては、『シカゴコーンは2015年7月と2016年6月に4.4ドル付近まで上昇していることから、高温見通しが長引くようでは、4.3~4.5ドル付近までの上昇も考えられます。しかし、目先的には、米穀倉地帯南部の最高気温のピークが14~5日頃ですから、「噂で買って、事実で売れ」という展開となるのかもしれません』との見解となっていますので売買の参考にされてみてはいかがでしょうか。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の7月11日付「トウモロコシ市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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