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韓国多国籍電子企業LGがブロックチェーンプラットフォーム提供開始



韓国の多国籍電子企業であるLGのIT子会社であるLGCNS社は、ブロックチェーンサービスの開発と提供に力を注いでいる。
BusinessKoreaによると、LGCNS社は、R3社が提供するグローバル銀行ブロックチェーンコンソーシアムによって開発された分散型元帳ソフトウェア、「Corda」に基づいて、金融ブロックチェーンプラットフォームを導入した。BusinessKoreaの報道によれば、その許可されたブロックチェーンは、特定の取引先だけが安全な元帳の情報を共有し、企業間の直接的かつ効率的な取引を可能にすると考えている。
LGCNS社は、ブロックチェーン開発スタッフとFinTechエンジニアを年末までに30人から100人に増やし、2018年には200人以上に増やす計画で、デジタル金融センターを7月1日に開設する。
LGのブロックチェーンサービスの詳細は現在不足しているが、家電・情報通信メーカーの同社はブロックチェーンの分野でライバルのサムスンに追いついている。
LGCNS社のライバルで、サムスン電子のIT子会社である、サムスンSDS社は、4月に企業とビジネスに焦点を当てたブロックチェーンプラットフォームである「Nexledger」を発表した。サムスンSDS社は、今年韓国の物流業界のパイロットブロックチェーンプロジェクトを監督する。このプロジェクトでは、分散型ブロックチェーン元帳を使用して、輸入と輸出、貨物輸送の場所をリアルタイムで追跡する。このため、サムスンSDS社は、5月に韓国税関、海洋水産部、海運大手の現代商船、IBMなどの著名なメンバーとともに出荷ロジスティクスブロックチェーンコンソーシアムを立ち上げた。
韓国税関当局者は「今回のパイロットプロジェクトが成功すれば、企業の通関をシンプルにし、物流コストを削減ができるだろう」と述べた。
韓国の民間部門も、ブロックチェーン技術の実施例を目の当たりにしている。今年の初め、韓国で最も人口の多い行政区、京畿道は、ブロックチェーンのコミュニティプロジェクトに住民投票を集めた。また、国営保険会社の教保生命保険株式会社は、今年後半に、世界初と言われる、ブロックチェーンの保険金支払いの実験を首都圏の主要病院で実施する。(出典:CryptoCoinsNews)

■エムトレの視点

注目すべきは、ブロックチェーンプラットフォーム「Corda」によるサービス開発を行っている点ではなく、世界的に一定以上の成功を収めているLGが子会社を使って、これまで以上の業績を取りに行っている点だろう。我が国の電気産業は、御存知の通り多くが散々たる状況にあり、勿論進化を止めているわけではないにしろ、隣国の幸甚を喫し始めていると言わざるを得ない状況だ。ブロックチェーン技術自体はオープンソース技術であるし、我が国のエレクトロニクス産業、その他産業においても十分活用が可能だ。民官で手を取り、技術を有効に利用するための開発をどんどん進めていくべきだ。無論ブロックチェーン技術を用いた様々な実証実験は国内でも行われているが、発信力が弱いもしくは他国との共同プロジェクトが少ないためか、国内以外でその活動がなかなか知れ渡っていないという現状を打破することを期待したい。


【ニュース提供・エムトレ】




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