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今週のマーケット展望「米欧のインフレ指標に注目」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)


こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。今週は5月末と6月初めの月末月初にあたり、国内外で重要な指標の発表が目白押しですね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、5月29日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木氏は今週の動きについて、『日経平均1万9000円台後半でのもみ合いが継続すると思われる。日経平均は25日移動平均が上昇トレンドにあり、75日移動平均を上抜くゴールデンクロスも先週達成している。下値は堅い一方、上値の2万円も近くて遠いと見られている』と伝えています。

続けて、米国の経済指標について『30日に4月の個人消費支出、PCEコアデフレータ、31日はベージュブック(米地区連銀経済報告)、1日は5月ISM製造業景況指数、そして2日は5月雇用統計が発表される。注目点は大きくわけて2つ。ひとつはこれまで見られた弱い景気指標が一時的なソフトパッチ(景気のぬかるみ)かどうか。1-3月期は特殊要因もあったが、4-6月期の指標で持ち直しが確認できるかだ。その意味では5月ISM製造業景況指数がいつにもまして注目される。4月は2ヶ月連続で低下した。もうひとつのポイントはインフレである。最近FRB高官からインフレ率の上昇が鈍い点を気に懸ける発言が続いている。PCEコアデフレータと雇用統計での平均時給の伸びが注目される』との見解を述べています。

最後に、そのほかの注目すべき経済指標として、5月の全米自動車販売台数と、ユーロ圏では5月CPIの発表などが予定されています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由




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