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米マイクロンが技術流出懸念、台湾従業員の中国転職をけん制


半導体(IC)の先端加工技術が流出するのを防ぐために、メモリー世界大手の米マイクロン・テクノロジー(MU/NYSE、NASDAQ)は傘下台湾企業従業員の中国転職を阻止する考えだ。台湾の検察当局に対し、技術流出に絡んだ特別調査に踏み切るよう要求。「詳しい事情の聴取」などを目的として、すでに検察著局は約百人を呼び出した。グループ社員の一部は提訴されたという。集邦諮詢などが6日に伝えた。
最先端技術が持ち出されると危ぐ。グループの現地従業員が多く引き抜かれていることを問題視した。
マイクロン傘下の瑞晶電子や華亜科技では、すでに多くの技術者や幹部が中国新興IC企業に転職。中国IC業界を支える主力となっている。DRAM事業の合肥長シン(金が3つ)集成電路有限責任公司
国策投資会社の紫光集団、台湾聯華電子(UMC:2303/TW、UMC/NYSE)と技術提携した福建省晋華集成電路有限公司などに総勢200人近くが招かれたとされる。
一方、マイクロンは台湾でDRAM投資の拡大に乗り出す意向だ。台湾経済部工業局が今年1月17日に明らかにしたところによれば、中部科学工業園区(中科)の后里園区に総額1300億NTドル(約4700億円)を投じる。2000人以上の新規雇用を見込む。ハイエンドメモリーのグローバル生産基地として位置付ける。
2~3年後の工場稼働を想定。三次元(3D)メモリーの組立・検査工場を新設する。台湾当局はマイクロンの投資を歓迎。工業用地取得、資金繰りなどを支援していく立場を打ち出した。
すでにマイクロンは、台湾で複数のDRAM工場を擁している。まず経営破たんの旧エルピーダメモリを2012年に日本で買収。その台湾子会社の瑞晶電子(レックスチップ)株を取得した経緯がある。その後、瑞晶電子の残余株式を力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)から取得し、完全買収した。さらに華亜科技(イノテラ・メモリーズ/TW)に対する出資比率を100%に高めている。
瑞晶電子は中科に2つの工場を保有。同工場の後方には、さらに2区画の空き地がある。これが拡張される見通しだ。

【亜州IR】



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