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米国株高と円高進行は米国のインフレ加速が原因か~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「米国株高と円高進行は米国のインフレ加速が原因か」という興味深い記事を見つけましたのでご紹介します。

最近、米国株高は進んでいる割に、円安が進まない傾向を肌感覚でも感じています。その背景にはどうやら米国のインフレが加速している事情があるようです。『インフレはモノの価格が上がることになりますが、見方を変えれば通貨の価値が下がること』になります。つまり、インフレが加速している米国通貨の価値は下がることになり【ドル安】につながります。最近、米国株高の割に『円安ドル高がなかなか進まないのは米国でインフレが加速していることが原因』と伝えています。

記事では、『2015年の米国ではインフレの進行は微々たるものでしたが、2016年からインフレ傾向』にあるとしています。
その一方で、『日本では2013年末から2015年初にかけてインフレ傾向が強まりましたが、これは日銀による量的緩和政策によるところが大きいと考えられます。しかし直近では大きな変動は見られず、2013年以前のような状況』とのことです。このように、日米でインフレ傾向に差が生まれていることからも、ドルは売られやすく、円は買われやすい背景にあるようです。記事にある「日米のインフレ比較」図が日米のインフレ傾向の差が開いている事を如実に物語っています。

米国では、『2016年12月以降は前年同期比で2%超となっており、米国においてインフレが加速』していますが、『インフレが極端に加速すると賃金上昇が追いつかないために貧困が発生し社会不安が起こる』と言われています。そのため、米国は『政策金利を引き上げたり、量的緩和政策を止めて通貨の流通量を減らすことで通貨の価値を引き上げる』必要があります。

記事では米国の『利上げよりもインフレ加速の方が影響が大きいのかもしれません。』と締めくくっていますが、ドル円相場は日経平均や日本株の値動きに影響しますので、今後も米国のインフレ加速には注意が必要です。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の4月3日付のコラム「米国株高と円高進行は米国のインフレ加速が原因か」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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