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中国:2月新車販売は2割増の193.9万台、1-2月累計で9%増


中国汽車工業協会は10日、今年2月の新車販売台数が前年同月比22.4%増の193.92万台に達したと発表した。増加率は前月の0.2%から22.2ポイント加速し、昨年9月以来の高い伸びを記録。春節(旧正月)連休のズレで大幅な伸びを示したとみられ、1~2月の累計で見ると、販売台数は前年同期比8.8%増の445万9100台だった。
2月の生産台数は前年同月比33.8%増の215万9600台。前月比では、販売が23.0%減、生産が8.8%減で推移した。
車種別の2月データは、乗用車の販売台数が18.3%増の163万2700台(前月比26.4%減)、生産台数が31.5%増の184万7500台(同10.8%減)。商用車は販売台数が49.9%増の30万6500台(同1.7%増)、生産台数が49.0%増の31万2200台(同5.0%増)に達している。1~2月の累計では、乗用車の販売台数が6.3%増の385万1300台、商用車が28.3%増の60万7800台に伸びた。
乗用車の2月販売台数を車種別に見ると、スポーツ多目的車(SUV)とセダンの販売が増加した半面、ミニバン(MPV)、クロスオーバーは減少。販売台数はそれぞれ、SUVが前年同月比40.0%増の67万2500台、セダンが15.1%増の76万9300台、MPVが15.2%減の14万7900台、クロスオーバーが25.1%減の4万3000台だった。前月比では、すべてのタイプで減少している。
新エネルギー車の販売は回復。2月の販売台数は前年同月比30.3%増の1万7596台に達した。うち電気自動車(EV)が1万3919台、プラグインハイブリッド車が3977台で、それぞれ49.5%、12.4%ずつ増加した。
国別では、中国自主ブランド乗用車の2月販売台数が前年同月比22.9%増の78万6200台に拡大。乗用車販売全体に占める比率は48.15%と、前月の44.04%を4.11ポイント上回っている。海外ブランド乗用車の販売台数では、ドイツ系が引き続きトップ。ただ、前月の48万5400台から29万8100台に減少し、シェアも21.88→18.26%(↓3.62ポイント)に縮小している。2位の日本は、販売台数が前月の33万1100台から25万1200台に減ったものの、シェアは14.93→15.38%(↑0.45ポイント)に上向いた。3位以下は、米系の10.38%(26万5100→16万9500台)、韓国系の5.59%(11万100→9万1200台)、仏系の1.62%(3万8700→2万6500台)と続いた。
日本メーカーの中では、主力4社が堅調。中でも、ホンダの中国販売が前年同月比41.4%増の8万1125台と大幅に伸びた。このほか、トヨタが25.1%増の8万1900台、日産が23.0%増の7万4830台、マツダが22.3%増の1万5783台で推移している。
一方、完成車の輸出は前年同月比で拡大。海外輸出台数は前年同月比42.8%増の5万台に膨らんだ。
汽車工業協会は1月の時点で、17年の新車販売台数を「前年比5%増の2940万台」と予測している。16年は小型車減税の効果により、前年比13.7%増の2802万8000台と過去最高を記録した。8年連続で世界最大の自動車市場となっている。

【亜州IR】



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