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中国:1月乗用車販売は9.8%減の212万台、11カ月ぶりマイナス成長


今年1月の中国乗用車販売台数は、広義ベース(マイクロバスを含む)で前年同月比9.8%減の211万9447台に縮小した。2016年2月以来、11カ月ぶりのマイナス成長に転じている。前月比でも23.4%減少。小型車を対象とした減税幅の縮小に加えて、春節連休のズレによる営業日の減少が響いている(16年の旧暦元旦は2月8日)。全国乗用車市場情報聯席会が9日に報告した。
車種別では、SUV(スポーツ用多目的車)を除いて軒並み低調。セダンが17.8%減の98万9660台、MPV(ミニバン)が21.9%減の19万9907台、マイクロバスが28.4%減の4万4715台に落ち込んだ。一方、SUVは6.9%増の88万5165台に伸びている。セダン、MPV、SUVをあわせた狭義ベースの乗用車販売台数は、合計で9.3%減の207万4732台だった。
メーカー別の国内販売ランキング(狭義乗用車)は、上汽大衆が首位で17万6043台。2位以下には、上汽通用の16万3835台、一汽大衆の15万3180台、上汽通用五菱の13万7579台、重慶長安汽車の12万2491台、東風日産の10万7067台、北京現代の9万5018台、吉利汽車の9万1136台、長城汽車の8万1001台、長安福特の6万6158台が続いた。
生産台数は広義ベースで206万7445台。前年同月比で4.9%、前月比で21.7%ずつ減少した。狭義ベースでは201万9936台にとどまり、前年同月比で3.6%、前月比で21.8%縮小した。
中国政府は16年末で終了予定だった小型車減税策について、17年も延長することを決定。ただ、税率は5.0→7.5%に引き上げ、優遇税率の幅を縮小させた。18年からは法定税率である10.0%に戻す方針を示している。

【亜州IR】



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