（中国）人民元が続伸、割安感や人民銀による米ドル供給拡大などで

人民元の対米ドル為替レートは続伸。5日のオフショア市場では一時1米ドル＝6.7789元まで上昇（元高）し、2016年11月9日以来の高値を記録した。

トランプ次期米大統領による財政刺激策の発表などへの期待から米ドルが急ピッチで上昇したが、これ以外の米ドル買い材料が少なくなっているとの見方が優勢になっている。また、元の金利が米ドルの金利を上回っているため、元売り・米ドル買いコストが高いとも指摘されている。ほかに、中国人民銀行（中央銀行）による米ドル供給を拡大していることや、中国からの資金流出を防ぐため、当局がこれ以上の元安を望まないとの観測も元相場を押し上げているもようだ。




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