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米FOMC予想:年3回の利上げ見通しは変更なしか


 米連邦準備制度理事会(FRB)は6月13日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で金融政策を決定します。先に発表された5月の米雇用統計は大方の予想を上回る強い内容だったことなどから、政策金利であるFFレートの誘導目標水準は現行の1.50%−1.75%から1.75%−2.00%に引き上げられる見込みです。前回のFOMC会合では、Cメンバーの多くは、インフレは前年比+2%近くで推移し続けるとの自信を強めているものの、物価が2%目標値を長期間下回っていることから、インフレ率2%が定着すると断定するのは時期尚早である、税制改革や歳出増などの経済効果実現の不確実性、米通商政策に対する懐疑的な見方などを考慮して、金利引き上げを急ぐ必要は特にない、などの見解が共有されていました。

 労働市場の逼迫は、賃金の押し上げに寄与する(インフレ加速の一因になる)との見方は変わっていないものの、インフレ加速を具体的に示す経済指標は特に増えていないことから、賃金上昇のペースは当面ゆるやかであると思われます。現時点で利上げペースを速める必要性は特に認められないことから、FOMCの金利見通しは年3回で据え置きとなる見込みです。そのため、次回利上げは9月以降となる見込みです。


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